フォッグは、行動は「やる気」「能力(やりやすさ)」「きっかけ」が同時にそろったときに起きるとする考え方(フォッグ行動モデル)を示し、2019年の著書『Tiny Habits』(邦題『習慣超大全』)で習慣づくりの方法にまとめました。やる気は日によって変わるので、変えやすいのはやりやすさ、つまり行動の小ささです。
手順は3つです。まず、行動を「腕立て伏せ2回」のように数秒で終わる大きさにします。次に、「トイレから出たら」といった既存の行動の直後に置きます。最後に、できた瞬間に「よし」と小さく声に出すなど、気持ちよく感じる行動で締めます。この最後の部分が、行動を習慣として定着させると説明されています。
2分ルールとよく似ていますが、タイニーハビットでは「認める行動」まで含めて一つの型です。最初の数日は、増やさずに同じ小ささのまま続けてみてください。
【例】デスクワークの合間に「トイレに行ったら、肩を回す」を2回だけ行い、終わったら「いいぞ」と小さくつぶやきます。慣れたら回数を増やすのは、その後で構いません。小さく始めることは、手を抜くことではなく、続けるための設計です。