3つの要素を、朝のコーヒーで見てみましょう。きっかけは「起きてキッチンに立つこと」、行動は「コーヒーを淹れて飲むこと」、報酬は「香りと目が覚める感覚」です。毎日同じ流れを繰り返すうちに、キッチンに立っただけでコーヒーに手が伸びるようになります。この考え方は、チャールズ・デュヒッグの2012年の著書『The Power of Habit』(邦題『習慣の力』)で広く知られました。
新しい習慣を作るときは、3つを先に決めておくと迷いません。例えば「歯を磨いたら(きっかけ)、英単語を3つ見る(行動)、チェックを付ける(報酬)」といった形です。
やめたい習慣では、行動だけを消そうとせず、きっかけと報酬を観察します。夜のスナックが「退屈という気分」がきっかけで「気晴らし」が報酬なら、同じ報酬をくれる別の行動に置き換えるほうが続きやすくなります。
【例】通勤電車で英単語アプリを開く習慣なら、きっかけは「座席に座る」、行動は「3語だけ見る」、報酬は「トラッカーに印をつける」です。ループが決まれば、毎日迷わずに始められます。