歯を磨く行為は、多くの人にとって習慣です。歯ブラシを持った瞬間に、考えずに手が動きます。一方、「起きたら白湯を飲み、ストレッチをして、手帳を開く」という朝の流れは、最初のうちは意識して順番を守るルーティンです。
違いは、そこに意識的な意図があるかどうかにあります。ルーティンは「やると決めた手順」で、実行するために少しの意志が必要です。何度も続けて自動的になった部分が習慣です。
実は、この二つは対立しません。新しい習慣を作る近道は、まず小さなルーティンを組み、続けるうちに習慣化させることです。
ルーティンのよい点は、手順が決まっているため迷いが減ることです。逆に、手順が長すぎると崩れやすくなります。朝のルーティンは3つ以内にして、忙しい日は1つだけ行う短縮版も決めておくと、続けやすくなります。
【例】「朝、顔を洗って歯を磨く」はほとんどの人にとって習慣で、「朝、日記を3行書く」は、続けている間はまだルーティンの段階と言えます。自動化が進んだ分だけ、習慣に近づきます。