多くの目標は結果に向いています。「5キロやせる」「資格に受かる」といった具合です。一方、アイデンティティ型では「健康に気を使う人」「毎日少しでも勉強する人」のように、人物像を先に決めます。行動はその人物なら自然にやることとして選びます。
例えば、禁煙を「吸わない努力」と考えると毎回の我慢になりますが、「煙草を吸わない人」と考えると、勧められても「いえ、吸わないので」と答えるだけになります。
実践するには、小さな行動を一つ決めて、毎回「これは〇〇な人がやることだ」と自分に言い聞かせます。ジャーナル、運動、勉強など、記録を付けて「今日もやった」という証拠を積み重ねるのも助けになります。
ただし、人物像が高すぎると苦しくなります。「毎朝5時に起きる人」ではなく「朝の時間を大切にする人」くらいにしておくと、抜けた日があっても自己イメージが崩れません。
【例】読書を習慣にしたい人が「月に4冊読む人」ではなく「本を手元に置いている人」を目指すと、通勤中に1ページ開くだけで「自分らしい行動」を積み重ねられます。