習慣ループは、ジャーナリストのチャールズ・デュヒッグが2012年の著書で広めた考え方で、習慣を「きっかけ」「行動」「報酬」の3つに分けて見ます。習慣を意志の問題ではなく、流れとして眺められるのが利点です。
身近な例で見てみましょう。スマホの通知が鳴る(きっかけ)、SNSを開く(行動)、ちょっとした気晴らしになる(報酬)。あるいは、仕事が一段落する(きっかけ)、コンビニでお菓子を買う(行動)、ほっとする(報酬)という流れもあります。
習慣を変えたいときは、きっかけと報酬は残して、行動だけを入れ替えます。仕事が終わって気持ちを切り替えたいなら、お菓子の代わりに温かいお茶を入れて窓の外を5分見る、という具合です。報酬の中身が「気分転換」なら、別の行動でも満たせます。
新しい習慣をつくるときも同じ見方が使えます。「帰宅して靴を脱ぐ」をきっかけにして、「ヨガマットを広げて1分」をやり、「カレンダーに×を付ける」を報酬にします。小さくても、終わった実感がある報酬を用意するのが要点です。ただし、習慣ループは1つの説明モデルで、すべての習慣がきれいに当てはまるわけではない点には注意してください。